簿記や会計は専門家に丸投げしておけばいい!?
経営者はやる事が沢山あります。その中で、簿記や会計、経理記帳などは、収益を生み出す訳でないので、経営者自身がやる必要はないかと思います。
餅屋は餅屋、そういった事を専門としている税理士/会計士/会計事務所、経理代行会社へ外注アウトソーシングした方が、パフォーマンスとしてはいいでしょう。
会計ソフトへの入力といった処理を外注するのはいいとして、その全てを丸投げにするのはいかがでしょうか。
確かに、特に、飲食業のような現金商売であれば、簿記会計の知識がなくても、キャッシュは回っていきます。
通帳残高だけ見て、経営していく事も不可能ではないでしょう。
しかし、それだけでは経営者の気付かない所で、ロスや損をしている場合があります。
「自社はどれくらい儲かっているのか?どれくらい損失を出しているのか?」を正確に把握していないと、もし、通帳残高が思っていたより少ないと感じてからでは遅いです。
常に数字を意識しておく事、管理しておく事で、迅速に対策を講じることも可能になってきます。
また、丸投げの体制だと、税理士/会計事務所、経理記帳代行会社のやり易いような処理で進められてしまい、思わぬ不利益を被ってしまう危険性もないとも言い切れません。
特に、金融機関は、決算書の数値で、その全てを判断すると言っても過言ではありません。ちょっとした決算書の作り方で、評価が変わってきます。
専門家が全責任を取ってくれる訳ではないのです。最終的には、自分の身は自分で守る他ありません。そのために、最低限の簿記会計の知識を身に付けておく事は、非常に有益なことです。
当Blogでは、実際の簿記会計と経営者の感覚とのズレ、銀行対策としての簿記会計etc・・・そういったトピックを順次発信していきたいと思います。